タイヤのサイズの見方
タイヤの側面にはタイヤのサイズや偏平率、速度記号、ロードインデックス、製造年週など、様々な情報が刻印されています。
- 【その他表記例】
-
- 225
- ⁄
-
- 45
-
- R
-
- 18
-
- 100
-
- H
- タイヤの幅の呼称(mm)
- タイヤ側面の文字や模様の厚みを除いた幅がmmで表記されています。
- 扁平率
- 偏平率はタイヤの断面幅に対する断面高さの比率を表す数値です。数字が小さくなるほど、タイヤの幅に対して、タイヤの高さが低くなることを表しています。
- ラジアル構造
- R=ラジアル構造の意味。現在の乗用車タイヤはほとんどこの構造です。
- リム径
- タイヤの内径(ホイールの付く部分)を“インチ”で表示しています。一般的な乗用車サイズはは10~20インチまであります。
- ロードインデックス(荷重指数)
- ロードインデックス(荷重指数)は、規定の条件下でタイヤ1本に負荷することが許容される最大負荷能力(最大荷重)を示す数値です。
- 速度記号
- 速度記号は、規定の条件下でそのタイヤが走行できる速度(最高速度=能力)を示す記号です。
最高速度とは、そのタイヤを装着した時、自動車が平坦な舗装道路において、出すことができる最高の速度をいいます。 - タイヤの強度
- バイアスタイヤやバン・小型トラック用、トラック・バス用タイヤに表示されているPR(プライレーティング)はタイヤ強度を示す指数で、数値が高いほど負荷能力が高くなります。
タイヤの交換時期チェック(残溝チェック)
「スリップサイン」をチェックすることでタイヤの磨り減り具合を知ることが出来ます。
タイヤのサイド部には、スリップサインの位置を示す矢印が、周上6箇所に表示されています。
一般的にタイヤの溝は7~9mm程度の深さがありますが、擦り減って1.6mmになるとスリップサインが現れます。
擦り減ったタイヤのまま濡れた路上を運転すると、タイヤが水を吐き出すことができずにスリップしやすくなり、ハイドロプレーニング現象が発生しやすく大変危険です。
また、1.6mm未満の溝のタイヤで走ることは、道路運送車両法の保安基準により違法にもなります。
このサインが現れたタイヤは絶対に使用しないよう、注意が必要です。
スリップサインが出ていなくても、傷や深いひび割れ、変形などがある場合は、トラブルを誘発する要因となります。定期的な点検を行って、タイヤの状況を確認してください。
スタッドレスタイヤのプラットホーム点検
スタッドレスタイヤは、溝の深さが50%以下(=プラットフォームの露出)になると危険なうえ、冬用タイヤとしては使用できません。もし、プラットフォームが露出していたら要注意です。スタッドレスタイヤとしては既に寿命を過ぎています。 また溝の深さが50%以上でも、減り具合によっては性能が落ちてしまいますので、早めの点検をお薦めいたします。
タイヤを長持ちさせるタイヤローテーション
ある程度摩耗したタイヤを前後左右入れ替えることにより、タイヤの寿命が延びます。
タイヤは4輪全てが均等に摩耗しません。
タイヤローテーションとは、タイヤの前後の位置を入れ替えることで、タイヤの減り方を均一にするというメンテナンスです。
ローテーションの時期は約5,000km走行ごとが目安です。
クルマやタイヤの種類によって異なりますので詳しくはお問合せ下さい。
タイヤを買う時のポイント
- 1.自分の車のタイヤサイズを確認
- 2.インチアップするのか、新車装着タイヤと同サイズにするのか決める
- 3.静かさや乗り心地など最近車で気になる点はないかをチェック
- 4.その車種専用のタイヤがないかをチェック
- 5.カタログ、ホームページ、店頭などでトレッドパターンとサイドのデザインを確認
- 6.値段と相談